9月の定期診察

先月の診察からもう一月経った。ずいぶん早く感じる。
8月の一月は、暑くて汗もかいたが、食事は結構乱れた。
中頃までは順調に減っていた体重だが、元に戻ってしまっている。
自宅での血糖値測定もやっていないので、良い方向への結果は出ないと覚悟はして行った。


いつもより少なめの混みようで、採血のベテラン看護師との冗談交じりの会話も順調(?)。
しかし予約時刻を30分越えて診察になった。
聴診器をあてた後が早かった。
「サテ、今日の血液検査結果はどうかな?オーいいね、
HgA1cも良いところまで下がっているし、空腹時血糖値もやや高めだが問題ないし、
その他の項目も、異常は無し、全部OKだ、よく努力したね、このまま続けよう」


ものの数分、結果表を印刷して貰ってあっけなく診察は終わった。
思っていたより良い結果で少しは気分が晴れた。努力した意識はないのだけれど。
HgA1cが、7月初めに8%をチョット越えていたが、2ヶ月で6%台に下がった。
あと一息だが、ガンの餌である糖分、特に甘いものは、まるで麻薬である。
一度悟って断ち切ったはずであるが、食料品を目の前にすると、常に、未だ消え去らない悪魔が誘惑する。
「ほら、甘いものがあるぞ、こっちにも、あっちにも。甘いぞ、さあ食え、さあ食え」と。