里山と郷土の歴史 おもてなし交流プログラム

内房総アートフェスの元内田小学校で開催中のおもてなし交流プログラムのうち
4月6日7日の「市原米沢の森を考える会」に参加してきた。

森を考える会会長と、郷土史家塚原茂氏のレクチャーの後、近隣のお寺と神社を巡る
プログラムである。
遅かった桜もかなり咲き、時期的のちょうど良い具合と思ったが6日は雨模様、体育館で催されている他のプログラムの出足も、芳しくない。


故加賀さんが2015年に撮影した超パノラマ写真。左は伊豆の天城峠から、右は、千葉のポー-とタワーまで。実際は筑波山まで見える。これの昼間バージョンもある。
7日以降、校舎内に展示予定である。



午前中レクチャ、午後から外回りの予定だったので、一日時間をこれに当てる方が少なく、
お昼近くなって塚原氏のスライド上映と解説が始まった。彼の調査は微に入り細に渡って、地元の人でもほとんどもうわからなくなっているようなことまで解説する。


午後の参加は、ご夫婦が一組、途中から女性が一名加わって、こちらのスタッフが4名と、ちょっと寂しい外回りになったが、雨も小雨で、なんとか回れた。


本殿寺の住職も、案内と説明に熱が入り、晴れれば富士山が見える三問に上がり、その後墓地を巡り、本堂に戻って、かなり詳しい解説があった。

原田田んぼ、右の山が新ヶ谷城趾、晴れれば左右の山が落ち込んだところに富士が見える。


山門と鐘撞き堂。金は、元は山門に有った。
山門内部は、廃寺と、老朽化等で事情のあった二寺を奉ってある。

移築した旧山門。

墓地にある日蓮500年遠忌。

鐘も突かせていただく。


2023年11月23日、春日井梅鶯三代目襲名披露口演。


また、寺宝ともいえる文字曼荼羅も見せていただいた。1492年制作の歴史あるもの。コロンブスがアメリカ大陸発見の年のものである。金ぴかの新しいのはごく最近のもの。


その後、諏訪神社へ。ここで、未来学校会員の星野氏より説明を受ける。昔から相撲が盛んで、かつては栄えたが、ついに、子供相撲も出来なくなった。一時は国技館の相撲取りも来たりしている。

シートは、土俵の養生。本番は以下の様。

私が子供の頃は、房錦の時代。海山が来たことがある。


土俵の4本柱。


三島神社へ寄った後、未来楽校で、あんころ餅と、抹茶をごちそうになる。3月の末の森での行事に続き、ここでも、茶道の先生、石橋氏に点てていただく。


その後長栄寺へ。
12面観音のご開帳は牛の年と午の年であるが、住職のご厚意でご開帳である。本番では飾り付けるので、中がよく見えないが、飾り付けがない分、よく見える。一般人が普段は入れない、住職が座る場所で燃せていただいたので、よく拝むことが出来た。

体内に記録があり、作者、来歴などが判明。笠森寺にこれの妹観音がある。

このプログラムは、7日も行われる。


キッチンカーも並ぶ。

寒い中、池の中で制作中。

体育館での他のプログラム。

なを、教室棟では、東京芸術大学壁画第一研究室作品が展示されている。


未来楽校の展示もお忘れ無く。

未来楽校の桜。

内田未来学校の桜。


瓦窯通りの桜。