防災訓練と、市原レック/旧内田小学校編

28日日曜日、午前、地域の災害避難場所になる学校で、当該4自治会の役員を集めて、
「九都県市合同防災訓練」なるものが行われた。
学校長と担当職員、市役所担当職員、(我が自治会は今年役員になった私も含め、役員全員)が参加した。


主な内容は、Wi-Fi通信環境の確認、かぎが必要な場所のかぎの確認とかぎ所有者の確認、備蓄倉庫内の備蓄品の確認、避難スペース(体育館)の確認、災害用井戸の確認、マンホールトイレの確認、学校内の使用目的スペース、場所の確認、そして質疑応答。


災害用井戸のポンプ送水口から、仮設トイレに流す水は、校庭を横切って200Mホースを敷設する必要があるが、雨が降ってきたこともあり、実際に伸ばすことは無かった。仮設トイレの仮設ハウスも同様。
いざという時、やったことが無いと色々支障を来すと思うが、実際は起きてみないとやらないものらしい。

      

実際の場面で色々質問が出たが、細かいことはなかなか明確になっていないし、自治会役員で決めた役職が対応するのが原則と言うものの、自治会役員も、担当役は決まっていても、殆どが高齢女性で、数が少ない男性も動き回れる元気のあるものは、ほぼ居ない。
いざという時自分のことが先ず優先、となると、本当にことが起きたとき、介助が必要な人をリストアップしてはあるものの、なかなか人のことまで手が回らないことは容易に予想される。

                    

災害時用エレベーターまで設置されている。


役員だけで無く、住民も含めた大規模な訓練が必要と思うが、これも簡単には行かない。
ペットの避難場所は作ってあっても、細かいことは決められない。車での校庭乗り入れも、細かく決められない。
難しい問題が山積みで、考えると眠られなくなる。
訓練とは言っても結局現場対応にならざるを得ない。
災害が起きないことがベストだが、・・・・・。






さて、午後、閉校になった内田小学校で、東京芸大の生徒による発表会があった。

                


これは地域再生のための取り組みをしている東京芸大の中村教授とその生徒5人が、内田地区に住み込んで、地域住民、地域の情報を発掘収集、内田小学校の校舎利用法や、思いを映像にしたものを地域住民に見て貰うという企画で、地元で活躍する人は勿論、市役所担当、副市長、山形で同様の取り組みをしている方など、多彩な人達が集い、一作品毎に質疑応答、様々な意見を出し合った。全部で4作品。
初めて訪れる地で、僅かな時間での製作なので、どの作品もまずは第一印象と言った感じだがよく特徴を捉えていると感心する。


今後に期待したい。