正常に記録されなかった映像ファイルの修復

先日、何時ものようにビッグバンドのコンサートを録画したメモリーカードをパソコンに取り込もうとして、後半の映像ファイルが無いことに気付いた。(ZOOM Q2n4k)


前半と後半の間の休憩時間は録画をストップしているので、さてはスタート時に録画ボタンを押し忘れたか、と色々記憶を辿るが、間違いなく録画はスタートしてタリーランプの点灯を確認している。
メモリーカードをよく見ると、正常記録ファイルより薄い表示で次のファイルが残っている。
MPEGTEMP0001
MPEGTEMP0009
そして後者のサイズがほぼ録画記録サイズになっている。
このファイルは勿論どのソフトでも読めない。


ネットで探すと、十数年前の記事であるが、同様な事象が見つかった。
記事では、上記のようなファイルが記録された方が、修復を相談し、かなりのスキルのある方が解決されており、映像のみ修復した様である。
具体的な方法は残念ながら見当たらない。
このようなファイルが記録された原因が、相談者の場合電源スイッチを切らずにメモリーカードを抜いた結果だったという。


私の場合は、よく思い出してみると、収録が終わった時点で、カメラを撤収する際、何時もなら、必ず録画停止操作をするのだが、この時は、内蔵するはずのバッテリーを前日充電したまま持参するのを忘れてしまい、外部のモバイルバッテリーで駆動していた。
で、ウッカリ停止ボタンを押す前に、USBケーブルを抜いてしまったのが原因と思われる。

                          


もう一台のpanasonicのカメラ(FZH1)で、外部電源のトラブルで正常終了せず停止してしまったとき、拡張子mdtと言うファイルが残り、これは再生できないファイルだった。
必死で探すと、ホームページに電源が落ちたときに出来るこのファイルのレスキューソフトがアップされていた。昨年春過ぎのことで、このソフトがアップされて間もないときだった事が幸いした。

対象機種外だったが指定されたカメラ機種は適当な物を入力、自分のカメラの製造番号を入力すると、修復操作に入れた。
ここでは、正常記録されたファイルを数秒間ぶん入力すると、見事に復活した。
ただし、記録ファイルはMOV、又はmp4形式、音声はLPCMに限ると言う条件付きである。
だが、ほぼ同じ条件で別の日に同様な状態で記録されたmdtファイルは、何が原因か分からないが、修復不能だった。
これ以外での修復は、可能だがかなり面倒なことをしないと出来無いという記事は見つかった。複数ソフトを使ったりするようなので、試していない。


さて、肝心のZOOMの動画はどうしたかというと、panaで撮影した映像があるので、諦めかけて、カードをカメラに戻し、電源を入れると、「破損したファイルを修復しています」という表示が数秒間現れ、その後再生すると、なんと!復活しているでは無いか!
呆気ない結果に、助かったというか胸をなで下ろしたという次第。