やられた!

ネットサギやカード盗用には、自分だけはとか、そう簡単には、と、
色々世間のニュースに関心を持っても、何時も他人事(ひとごと)と思いがちで
自分もそうだった。
信頼すべき大手の情報管理会社の下請けから情報が漏れたというニュースは時々ある。
半端でない数の個人情報が漏れるから、常に危険にさらされているという現実はある。


先日、遂にその現実を突きつけられた。
先月下旬、カード会社から、不正利用の痕跡があるからセキュリティセンターに連絡せよ
とのメールあり、連絡すると、〇〇日からカード利用は止めてあるが、いくつかの利用履歴に心当たりが無いものがある。


そのカードは、銀行のキャッシュレスカードに、クレジット会社の機能を合わせた複合カードで発行すると日数がかかりその間取引が出来無いため、銀行に相談しろという。
銀行の窓口では、担当者も把握していないようでどこかに電話している。
結果はカード会社の機能だけ停止、銀行のキャッシュレレス機能は再発行カードが届くまで使えるという。


再発行手続きをして再びセキュリティセンターに電話すると、更に不正利用と思われる物が有ると言われ、その中に、はっきりしないものがあって、それを確認後又電話せよという。


一番多くの取引に使用しているので、家族にも確認、明らかに不正使用だったので、三度電話すると、なんと、電話口の担当者が別のカードの不正利用の問い合わせか?と言うのである。
イヤそれでは無く〇〇と言うと、△△の口座にも不正利用疑惑があるという。
なんと言うことだ!!


で、〇〇口座の方の手続きを先に終わらせて、△△口座のほうもしかるべき手続きを取った。
ここでショックなのは、前者の口座は、ネット取引などあらゆる利用があって、情報が漏れる可能性があるのは仕方が無いと思うのだが、後者は、法人登録で、しかも、車の燃料の決済にした使っていない。カードを持ち出したことも、ネットで使ったこともない、通常は、××キーなる物しか使っていないのである。普通に考えて漏れる要素が無いと思えるのだ。

クレジット利用情報も普段詳しくチェックしないことが多い。
カードを使わないことが一番なのだが、今の世の仕組みで、使わない暮らしは想定しにくい。利用情報はこまめにチェックしよう。


更にセキュリティ会社の手続きを終えた後、パソコンがインターネットに繋がらなくなった。これも関係あるのかと、疑心暗鬼になったが、こちらは、モデム、ルーターをリセットすることで解決した。


IDや暗証番号は、Google が記憶して忘れたときの対策に利用できたりする機能がある。
これが漏れるとは考えにくいが、更に、決済時にカードのセキュリティコードを入力するが
暗号化していないサイトがあるのか。又、そのセキュリティコードを登録させて次回面倒無く買い物が出来る、と言う、某大手のネットショップもある。
各所のIDは共通した物が多いが、それでも暗証番号は当然変えてはいるものの、古くからの登録サイトだと、あまり複雑にしていないので、類推されたか。


昨今は、かなり複雑に設定し無いと、登録できないことが多い。
いちいち暗記できない暗証番号であるが、記録していても、あまりにも多すぎて、何処に記録したのかさへ探すのが大変。それで、記憶してくれる機能が付いたのだろうが、全幅の信頼が置けるのかどうかよく分からない。


暗証番号無しで、間違いなくアクセス出来る機能があると言う最近の情報がある。
これは便利だが、全面的に使えるのか、よく分からない。
複雑化する一方で、それを簡単に見破り、犯罪に利用する人達がいる。
こんな複雑な世界で、未だに銀行カードの暗証番号が数字の4桁というのも納得がいかない。


被害額は数十万円だが、不正と判明した物はこちらに請求が来ることは無いようだ。