カメラ用大容量バッテリー

普段使用中の録画用カメラは電源が7.2Vのリチウムイオンバッテリーで、
コレで1時間以上撮れるのだが、三脚使用で室内録画は交換が面倒なので、今流行の大容量モバイルバッテリーをコンバーターで7.2Vに昇圧して使っている。
容量は20000mAあるので、満充電して撮影を3時間ほどしても15%しか減らない。

コレで充分なのだが、以前、コンバーターが熱暴走したことがあって、ファンを取り付けた。

その後は事故は無いのだが、ふと、DVカムのバッテリーがあることを思いだした。panasonicに限らず、このタイプの電源電圧は、小型は3.7v、他は7.2v~8.4vと言うのが殆どである。


25年前に購入、本体、アクセサリーキット込みで30万円超えだったと記憶する。
メモリーカードに記録する様になって、使わなくなっていたが、時折充電はしていた。
未だ使用可能だし、今見直してもなかなかの性能で色合いなど悪くないが、4k画質が当たり前の時代にもうテープを使ってSD画質映像を撮ることも無い。

久しぶりに引き出して、大容量バッテリーを充電してみると、バッテリー異常で充電できない。
カメラ内蔵型は未だ使えるのだが、大容量型は、時折充電はしていても、ほぼ放電していなかった。
リチウムイオン電池は、容量が減りすぎはもちろん、ありすぎても保存には良くないと言われていた。
それで無くても発売は27年前である。

バッテリーパックはキッチリ嵌め込みになっていて、どこからバラして良いのか分からなかったが、接着剤は使ってないようだったので、隙間が出来るところから強引に開けた。

何とか壊さずに開けられたので中身をバラす。
25年前と言えば、ニッカドが殆どの時代、リチウムイオン充電池は未だそれほど普及していなかった記憶がある。中身は、3.7vのCGR18650を8個、4パラ2シリーズにしてある。容量は単品だと2250mAh、パックで5300mAhである。(panasonicのデータ)
この際だから、容量アップを狙って、3400mAh(!)のものを調達した。安いので、中華製かと思われたが、日本製と明記してある。が、怪しい。


元のバッテリーは、3個だけ電圧があって、充電したら生き返って、使用可能なので、コレは懐中電灯に使うことにした。


さて、元のケースに入れてみたら、電池サイズが2mmほど大きい。プラスチックケースの支え用のハブが邪魔になる部分があるので、切り落としたりして寸法を合わせた。幸いなことにケースピッタリでは無く余裕があったので、ギリギリ何とか収まった。

スポット溶接してある金具は薄く、ちぎれてしまうので、新たに用意した金具で溶接した。
(コレについては別記事で)


最初に強引に開けたところの爪が折れてピッタリ嵌まらなかったが、腰ベルト用のカバーが覆い被さるので、外れることはない。


専用充電器で充電すると、容量が増えたせいか、充電器はかなり発熱する。が、満充電出来た。
ノートパソコン用冷却ファンで冷やしながらの充電である。
(充電保護回路は元のままなので、自己責任で)

バッテリ接続ケーブル先端のDVカム用カプラーは切り離し、現在使用中のカプラーに合うプラグに付け替え。


容量も5割増しくらいになった。コンバーター動作不具合と、ファンの音を気にせず使う事が出来る。じつはこのバッテリーパックの再生を請け負っている業者が有って、15000円から18000円ほどしている。


日本製かどうか怪しいと書いたのは、現在Amazonの購入履歴から、当該製品にたどり着けない。
注文時は、溶接したタグ付きも販売されていたが、コレももう見ることが出来無い。
辛うじて見つかるものは1本1800円から2500円のものである。購入時は8本で3800円だったが、今同一品で6本セットが同じ程度の値段である。


保護回路内蔵型は、更に寸法が長いので入りきれない。リチウム電池に限らないが、バッテリーはショートの事故などが怖いので、トライされる方は、あくまで自己責任でお願いしたい。