東京の灯よいつまでも

新川二郎がデビューしたのは今から60年前の1962年、その2年後の1964年に
「東京の灯よいつまでも」は発売された。
当時、歌謡曲は余り聴いていなかったので、よく覚えていないのだが、彼がラジオでこの歌の思い出を語っていたのを覚えている。
未だヒット曲が出ていない新人に、この元歌が渡されたとき、世間は東京オリンピックで盛り上がっており、彼は、この歌では売れない、もっと都会の歌にして欲しい、と、新人がこういうことは御法度だった時代に、無礼を承知で頼み込んだ。
というのも、これの元歌は、もっとスローテンポで、しかも田舎ののどかは情景を歌ったものだったからだった。
「や~ま~の~つ~らなり~く~もいく云々」と記憶している。


作り替えて貰ったこの歌が、大ヒット、一時代を築いたのだった。
何故かこの歌が気に入って、いつしか聞くようになったが、音源は持っていなかった。
今年になって、思い出したようにデビュー50周年のCDを手に入れたが、若い頃の声が聞きたいと、EP盤を、複数手に入れた。

東京の灯よいつまでも.flv
21日訃報を聞いた。デビュー60年目82才だった。ご冥福を祈る。