新・房総の夜明け 伏谷如水と次郎長の生きた時代

市原市在住の郷土史研究家、Tさんから先日会いたいと連絡を頂いた。


3年前、内田未来楽校で開催された「諏訪神社の歴史と伊丹氏の足跡」の公演と
「由井正雪物語」を津軽三味線で弾き語りする白井勝文師をお手伝いして以来のお付き合いなので、
極々浅い関わり合いしか無いが自宅に呼ばれたのは2度目である。



結論から言うと、古いDVDがパソコンでは見ることが出来るが、50インチのモニターテレビでは見られないので、何とかならないかという相談だった。


他に、「鶴舞藩を知る会」事務局長として長く情報収集、活動してきた事をまとめた書籍を刊行、それが出来てきたところで、殆ど配っていないそれを拝受したのであった。

2階の一室へ通されると、部屋一面に展示してあるのは、長く関わってきた鶴舞出身の春日井梅鶯のもの、それらがずらりと並ぶ。先年二代目が93歳で亡くなった折、遺品をほぼ全て彼が受け継いだとのことだった。
先代が熱心なファンから頂いたと言う長火鉢等も、彼の手元にある。


左奥の部屋も春日井梅鶯関係の品を始め、長年研究収集してこられた品で埋め尽くされている。


資料を整理したり、映像を見たり作ったりする部屋は別に有り、そこはかなりローカルな書籍や歴史的資料が所狭しと並べてあり、スペースが無くなったので余り重要と思われない書籍などはかなり焼却した、とのことだった。


トップに掲げた書籍の内容は、幕末に浜松から鶴舞へ転封を命ぜられた井上正直のことを中心に、清水次郎長を真人間にした伏谷如水の事など事細かに載せている。



内田未来楽校での講演会の様子。



最近流行の御城印。最近佐倉市の小篠塚城でも配布を開始した。



二代春日井梅鶯、享年93歳。本傳寺での公演の時は92歳、言葉もはっきりしており、
立ち姿も優雅で、笑顔で皆さんに手を振っておられた。





内容は多岐にわたり、取材も清水や浜松はもちろん、東北まで関係者や土地を訪ねており、貴重な資料になっている。彼は私より一回り上、パソコンを使い熟し、講演用上映資料なども全部自作である。



第一の用件は、ソフトを私が預かり、変換処理することになった。
追記:この件についてはご自身で解決されている。