サギ商品

「鷺」では無く「詐欺」な商品の話。


ネットでのカードや取引の不正使用は何処まで行ってもいたちごっこで、複雑な手口を繰り出して、不正に取引をする手口が後を絶たないが、思いも付かない方法もあるようで、完全に防ぐのは難しいようだ。


2重ログイン登録、最初のログインパスワードを複雑化する、等が今取り得る有効な手段と言う。
ログインパスワードを頻繁に変えよという案内は良く来るが、最近は買えるな、と言うところも有るという理由は頻繁に変えると覚えきれないので、簡単なパスワードにしがちなので、それなら複雑なものにしたほうが良いと言うことらしい。


だが、商品そのものが詐欺では取引不正ではないので防ぎようが無い。
信頼が増したというあちら製だが、悪い奴らは何処の世界にもいる。
騙す手口も相当な知識が無いとできないようなことをやっている。


近頃新聞も碌に読まず、ネットサイトを見ることが多いが、見ればすぐ嘘と分かる分かる商品もある。
あるいはチョット知識があれば気がつく物、少しの手間を掛けて調べれば分かる物、など様々である。


小さい温風機、たった800ワットで瞬間に部屋が暖まるなんて、誰が考えても嘘と分かりそうなものである。それでいて電気代が一日20円!それ一時間だろう!


色々あるがこれ以上はここでは触れない。
暮れになって急に増えたCMが、SSD外部接続メモリーである。

                          


写真のは一例で、消してあるが有名メーカーのロゴもある。16TBで数千円、本当なら誰でも飛びつく値段だ。
使用レポートや評価を見ると、それらしい文言が並ぶ。
Amazon辺りを検索すると、似た様なものがぞろぞろ出てくる。


だがSSDなら1TBの値段、信頼できる物なら1万円を超える。
だいたいSSD外部ストレージで16TBの容量の製品はあるにはあるが30万円以上する。
安くなった8TBでも6万円はする。
HDDならその容量の製品は色々あるが8万円~10万円する。


こう言う怪しい物を購入、分解して嘘を暴く記事は、幾つも見つかる。
容量偽装は、そう言うデータが出るよう細工してあり、パソコンで調べただけでは
いかにも容量があるように見える。
クイックフォーマットをすると、正常に終わる。
所がフルフォーマットをすると、何時間経っても延々と終わらない。
あるいは大量のデータを書き込むと、転送速度が表示されたバージョンより古くて遅く、
これも延々終わらない。終わってもデータが残っていなかったりする。


中をバラすと、少量のUSBメモリーを並列に繋いだものや、SDカードが貼り付けてあった、と言うのである。
まともな容量は、良くて64GB、大体それくらいの単位ものでごまかしてあるという。


評価をよく読むと、16TBの製品なのに、「1TBでこの値段なら・・・」とか
「この値段で64GBの容量がちゃんとあった・・・」等という物が見つかる。
要するに、過去出品し既に取り下げた製品に付いた評価を使っているのだという。


安物買いの銭失いにならぬよう、騙されないよう、チョット注意をして調べることで引っかからないようにしよう。