修理完了品

50倍ズーム付きのコンデジはを購入してからは、軽くて手ぶれ補正もしっかり効いており、重い一眼レフに変わって持ち出すときは専らこれになった。



だが、一つだけ気に入らないことがあった。
殆どのコンデジに共通と思われるが、音声録音が自動化されており、歪みや音割れを気にせずに録れるのは良いが、これが音楽を録るときに災いして、特に大きい音があるときには、結果が音楽にならなくなることである。
音が小さいときは感度が上がってノイズまで増幅され、大きい音があると、全体のレベルがスーッと下がる。太鼓など録ろうものなら音にならない。
音量が手動で調整出来るのは、ある程度の高級機で、普通は自動のみが多い。


そう言う機能があって、外部マイク端子があっても、内蔵マイクの音質は今一ということが殆どである。


そこで映像画質は今一だが、外部マイクが使える上に、内蔵マイクの音質も使えるという、格安の、ミュージシャン向けと思われる機種を購入したのが2017年。

    


外部電源を使えば、長時間撮影と録音が出来た。だが、そのターミナルが、USBのマイクロで、
外部電源を多用したため、ハンダが剥がれ、使用不能になった。(50倍ズーム機も映像が出なくなった)


保証期限も過ぎていたため、自分で治すべく、部品も調達し、挑戦したが、なにしろ、小さくて狭い上に両面基板、とても普通にハンダ付けが出来る作りになっていない。工作用には、サブ基板がついているものもある。スマホ用では、フィルム配線がついているものが売られている。基板実装用に数種類あり、適合するタイプを手に入れやってみたが、かなり難しい。


そうこうするうち、画質を4K対応にしたものが発売になり、そちらを手に入れ、修理は忘れていた。


しかしもったいないので、新たに買うよりは安く上がるだろうと、メーカー修理に出した。
当該修理では、基板交換になるという。やはりこんな細かいものをいちいち修理しては手間が掛かって大変なのであろう。


でも、もう製造中止になっている。で、修理上限価格が設定されており、その金額を払えば、現行機種に載せ換えるという。このへんは事前に確認してくる。


で、約束の期日に「修理完了品」が修理代着払いで届いた。
送料はメーカー持ち。こちらから送るときは発送者払いで送ったが、申し込み伝票をよく見ると、着払い、すなわちこちらから修理品を送る費用もメーカー持ちで良かったのである。

                







具合の悪いHDDからのデータレスキューは遅々として進まない。
だんだん遅くなってきて、遂にMB/sの速度を切りKB/s,それも二桁台、時々3桁台という遅さで、もう全部取り出すのは、年越しかというまでになってしまった。ソフトも、長く使っているものはインストールディスクを何処へ仕舞ったか忘れており、頭が痛い。全面復旧は難しくなってきた。