映画2編

2日連続で映画を見てきた。場所は、どちらも千葉市生涯学習センター。
13日は、日本初の女医、荻野吟子の生涯「一粒の麦」
14日は韓国映画、劇場未公開「雪道」の2本である。


前者は山田火砂子監督作品。
舞台挨拶が予定されていたが、時期作品製作中につき多忙で、ビデオ挨拶となった。


     

前回見た、女性解放に尽力した矢島楫子とも時代が重なる人物である。

山田監督も、農夫として登場している。



後者は戦争と暴力に苦しむ女性を描いた作品。従軍慰安婦と男尊女卑の二つがテーマで難しい問題であるが、若い女優達の演技が光る名作である。

     


タイミング良く会場のロビーでは千葉空襲写真パネル展が開催中であった。

     


      

戦後生まれなので、直接戦争は知らないが、記憶に残る写真はある。上、中断左の千葉駅。屋根が焼け落ちたままの黒焦げの渡線橋が昭和30年代まで残っており、駅の屋根下に設置された街頭テレビに群がった人で駅前広場がが埋まった光景が目に焼き付いている。

           

中断、千葉医大病院。建物が現在も残っており、最初に行ったのは、4~5才の頃、母に連れられて、入院中の父を見舞った時だった。
後年就職してからは仕事で出入りしていた。又長女が頭蓋骨陥没骨折で入院したのもここだった。エレベーターが、折りたたみ式扉で、矢印の回数指示のかなり古い物だった。
東京オリンピック当時設置されたと言われる女性用の立ち小便器が一つ、長いこと残されていたが、普通に見ることが出来たのは、実用では使う人が無いため、展示用として保存だったのか、妙に印象に残っている。
その後研究棟として現在に至っている。


千葉市は軍都であったので、現在でも色々名残が残っている。下は気球聯隊の巨大倉庫、
民間の倉庫として、平成の世まで残っていた。(中段左)

        


又鉄道連隊があったので、今でも千葉公園内に訓練用のトンネルと橋脚が残っている。
昭和40年代まで、公園から千葉駅方面への道に、線路も残っていた。