帯に短し、たすきに

電化製品や電子部品関連で、組み立て製造などでチャイナや東南アジアと無関係に、国内での製造生産するメーカーはほぼ無いと言っても過言では無いくらい依存している。


いまだにチャイナ製を毛嫌いする人は居るし、ひどい製品も中にはあるので仕方がない面はあるが、安く手に入る割に、信頼性がかなり上がっていることは否めない。
安い部品も間違いなく航空便で届くし、製品も、取説書が付くようになり、サポートも普通に対応するようになった印象はある。


近年、ドライブレコーダーや、防犯カメラなど、まともな物がかなり安く手に入り、大いに助かっている。怪しい日本語の取説もあったが、最近のは良くなってきている印象である。
そんな中であるが、取説書は国内メーカーも含め、印刷物が無くなり、殆どがインターネットからダウンロードするようになった。国産のは冊子として付属していた時代から、説明が微に入り細に入り、細かく説明され、厚ぼったい冊子は読むのが面倒で、読まない人が多いのも事実である。


一方で付属するようになった中華製品の取説書であるが、表面をなでるだけ、とか、一部の機能に関してだけの説明で、全体にわたる詳しさや、機能の説明が無いのにぶち当たる。
たとえば防犯カメラセット、スマホで接続する仕方が詳しいのは良いが、機能の説明や、セットのカメラの説明が何も無い。   

                                   



又、かなりの数のメーカーが目白押しだが、内容はほぼOEMのようで、形こそ違うが、機能は一緒、説明書も、違うメーカーを名乗っていても全く同じ物だったりする。あるいは互換性があったりする。


分かってくれば、細かい説明が無くても良いが、普通はそんなに何セットも買うことは無いので、戸惑う方も多いと思う。説明が無くてもつなげば動くようになっていることが多いので、必要ないとの判断かと思うが、防犯カメラセットでカメラの説明が全くないのはどうかと思う。
本体の多機能とは裏腹に取説は「たすき」にも短いのである。


とはいえ、機能豊富で高性能の上値段も安いので懐に優しいのは大変助かる。
またサービスの対応であるが、先日も防犯セット主装置内蔵のHDD(4Tb)が初期不良で、連絡したところ、数日で送ってきた。HDDの製造元はパソコン業界では有名なメーカー品であった。