KSGとは?

現在通院中の病院の裏にある調剤薬局の、待合室の片隅に、パソコンを使った測定コーナーがある。
通院患者の「友の会」という組織があり、会員は無料で利用出来る。


「多機能健康管理システム」と言い、血圧はもちろん心電図、体組成測定、ヘモグロビン濃度、血中酸素飽和度、記憶力強化用神経衰弱ゲームの6項目測定が可能である。
先月まで気がつかなかったが、偶々ボランティアの「お姉さん」が居たのでやってみた。
その結果がこれである。

心電図は別紙、血圧は歩いてきてすぐ測ったので、診療時の135よりやや高い。右上の多角形が余り健康で無い形をしている。赤血球と、水分が著しく低い。
さて、結果表は全部で5枚あるが、聞き慣れない(見慣れない)KSGという項目がある。
スワン型で、正常であるという。


私の測定値と、具体的な解説が次である。


左下の表を見ると、その右に解説してある状態の全部で正常値に入っている。
双峰型の傾向があるが、スワン型で正常であると判定された。


KSGと、は測定中の動脈音(コロトコフ音)の変化を示したもので、心機能・血管壁の性状により異なった変化の仕方を示す。
これらを判定することにより、心拍出量の指標や動脈壁の伸展性、末梢血管抵抗の指標など、血行動態の把握に有用なデータを得ることができる。
降圧剤のファーストチョイスや投薬後の病態変化の観察など、診断や治療に役立てられるのだという。


今まで健康診断などやってきたが、初めて目にする項目、データである。
血流を測ることで、最高血圧と最低血圧だけでは解らない事が解る。


神経衰弱は上級編クリアで、未だボケては居ないようだ。



医師の診察時の検査では出てこない、こんな有用なデータが得られるなら、来る度に測ろうと思っていたら、今月、「お姉さん」が居ないときは使えないようになっていた。