又寂しくなった

ほぼ一年前、体調を崩して施設に入っていた叔父が先日亡くなった。
8人いた兄弟姉妹は叔母一人を残して皆逝ってしまった。


みんなが元気だった頃は、盆と正月は全員が生家に集まり賑やかだった。
一番上の叔父が元気だった頃は、2人展を毎年やっていたし、その後も3年前までは
絵描き仲間で展覧会を良くやっていた。



コロナ過のなかで、面会もかなわずにいたが、最期に娘たちは会うことが出来たようだ。
葬儀は、身内だけ、ほぼ従兄弟姉妹だけで執り行い、焼却場には家族だけの立ち会いという寂しい物になった。


久しぶりに会った従兄弟たちは皆元気だった。それぞれ難病を乗り越え、あるいは治療中もいるが夫婦で芸術活動で遠方まで動き回っている者もいる。
母方の従兄弟姉妹は37人、父方のは22人。
前者は母が末っ子で私の兄弟が一番若いが、いとこ会をやっていたので、戦死したものを除けば大体わかったが、そのいとこ会も数年前に途絶えた。
後者は逆に父が一番上なので、私や兄がいとこの中では一番年長である。
小さい頃は実家に集まってよく遊んだがしかし、頻繁にあっていたわけではないので、こういう時に顔を出していなかったいとこの中には、顔を見れば分かるが、名前を覚えていないものもいる。




一人残った叔母は、たいそうがっかりして肩を落としていた。