動画カメラ熱暴走検証中

数年前、動画撮影を始めた頃、手持ちの一眼レフカメラで間に合わせようと、レンズも静音のPタイプを揃えたりしたが、静止画としては定評のあるカメラも、動画目的ではもうどうしようもなかった。


当時写真愛好家からもらった雑誌にあった、最新型ではないが、動画はピカイチというLUMIXのミラーレス一眼タイプのFZH1の評価が高かったので、中古で求めた。
ある情報では、一眼タイプのカメラは皆30分程度で止まり、長時間撮影が出来ないものが多い中、甲子園の炎天下で、朝から夕方まで連続で、連日撮っても停止することがなかった、と言うのがあって、それも後押しをした。どういうモードで撮ったかは不明だったが、これはすごいと思った。

       


LUMIXの新型も出ていたが、高くて手が出なかった。
でも、この機種は、なかなか使い勝手が良かった。ズームレンズは長さが変わらないタイプ。光学20倍も良かった。レンズ交換式では、こんな望遠レンズはさらに高額で手が出ない。

        


しばらく使った後、ある夏のような陽気の5月の日、モバイルバッテリからカメラに電源を供給するコンバーターが熱暴走で、停止、映像が保存できていないと言うことが起きた。
電源停止で保存措置が執られなかったファイルを救済するソフトは、panaから、その直前に提供されていたが、条件があって、SシリーズでないFZH1でも救えたものの、同様な事故で保存できなかったファイルでも救えなかったものがある。


その年の秋の小春日和で相当気温が上がった日に、屋外での撮影で、今度はカメラが熱暴走した。室内では2時間は平気だったものが、1時間ほどで、制御できなくなった。


その後は1時間程度でカメラを止め、少し休憩を入れれば残りの1時間も問題なく撮れた。
そして1時間経過しなくても、まずズームが効かなくなり、ピントが合わなくなる。
電源を入れ直せ、と言う警告の前に、ズーム異常が出て、撮れないことが何回かあった。
熱暴走症状が出る前は、全く気にせず使えたのに、やはり故障なのか。


昨年スマホ用のベルチェ素子仕様の冷却器を導入するも、直近では冬にもかかわらず、ほとんど役に立たず、持ち込んだ冷却スプレーで急場をしのいだが、焼け石に水でかなり冷やす必要があった。


         



          


FZH1以降に発売された同社のミラーレス一眼は、熱暴走に強いと評判であるが、さてどうしたものか、
修理見積もりでは、選択項目が無く、「電源を入れ直せ」で検索すると、購入時に近い修理費用見積もりが出る。
新品は買えないし、修理では見積もり以上に金額がかかる可能性がある。
納得がいかないなか、試してみた。


気温15℃の部屋で、撮りっぱなしにしたのだが、3時間たっても異常がなく連続して撮れていた。
それでは、と、気温20℃の室内で、撮りっぱなしにした。出かけていたので、止まったときの状況はわからないが、3時間弱のところで止まっていた。
これはメモリーが無くなったためだった。フォーマットするのを忘れていたのだ。
ファイルは、95GBで分断されていたが、仕様である。


カメラの時計と実時刻は、ずれている。時計の位置は録画開始後動かしている。




両ファイル合計2時間54分。


撮影中はズームレンズなど全く動かさないので、実際とは違うし、それだけのせいでは無いと思うのだが、もう少しやってみないと、何ともわからない。
ちなみに、録画映像は、4k30p、音はLPCM、MOV形式である。


3時間持った原因がわからないので、条件を厳しくして追試が必要である。もし熱暴走が出るようであれば、夏に使ったモバイルファンで冷やす算段をしようと思う。そこそこする値段の専用ファンで小細工を仕掛けるより、実用的かもしれない。