ミウラ折り

先日道の駅で手に入れた観光ガイドマップ。


これが久しぶりに見た「ミウラ折り」で畳まれたマップだった。


対角線上に端を持って開くと、ワンタッチで全部広げられ、畳むときも、非常に簡単にたたみ込むことが出来る。谷折り山折りが決まっているので紙が破れにくい優れものである。


ミウラ折り」はもともと、1970年に東大宇宙研究所の三浦市が考案発表したしたもので、宇宙ステーションの太陽光発電パネルを打ち上げる際、小さく畳んで宇宙空間では簡単に広げられるようにする目的で応用されている。
マスコミでも結構取り上げられ世界的に有名なので、ご存じの方も多いと思う。


地図などに応用されているが、最近は余り見かけない。登山用地図などには便利だと思うが、販売されてはいるものの現在種類は多くない。スマホに電子地図が普及し、嵩張らずに便利になったからだろう。(権利会社がコロナ過で需要激減、倒産)
山での基本は紙の地形図だと今でも言われるが、いちいち大きく広げるのは嵩張って大変である。


建設現場での図面も、最近はタブレットに入れて拡大縮小書き込みが出来るようになっているので、大きな嵩張る図面を持ち歩く必要も無くなっている。
しかし簡単に広げられたり畳んだり出来る便利さは、何も大きなサイズばかりで無く、例えばA4サイズ程度のものでも重宝する。


応用で、小さく畳んで大きく持ち運べる紙袋などが市販されている。その他にも応用製品は意外なところにあったりする。


折りたたみ方は、ネットに上がっており、自分でも折りたためるので、色々応用は利くだろう。
(写真がわかりにくくて申し訳ないが、リンク先に分かりやすい画像有り。Youtubeに折り方有り)


潰れて強度が増す「ミウラ折り」の不思議 三浦 公亮 氏


                  ミウラオリラボより