その1
ある雨の朝、車に行ってドアを開けようとキーを刺すと、なんと！
窓が全開で、運転席がびしょ濡れである。助手席側は閉まっていた。
前日は晴れで、窓全開で走っていたのであった。
閉めたつもりだったのになー。

その２
オークションの品定めをするときは、必ずパソコンで見ることにしている。
スマホでも見るが、パソコンでないと見えない情報が有るためである。
ただ、入札締め切りが昼間の時間帯だったり、受け取り連絡や、評価などは、
スマホも便利に使う。
ある日の夕飯後、スマホでチェックしていて受け取り連絡などしている内に
居眠りをして、スマホを落としてハッと目が覚めた。
消えていた画面を確認すると、なんと！
閲覧した覚えもない、全く興味の無い商品に入札した画面が出てきた。
オークションでは自分で取り消しは出来ない。出品者なら消せるが、
基本的にそれは出来ない事になっている。
締め切りまでに誰も入札が無く、落札決定。高額では無かったので仕方なく購入した。
（良い思いもしている。CD未開封新品10枚を、1円で、そのすぐあと、同じく内容の違う商品を510円で落札。以前にも現行業務機器、購入すれば10万円以上するモノを、もちろん中古だが、1円で落札したこともある）

その３
利用登録をしている宅配便では配達前日に配達予告メールが入る。
留守で再配達を防ぐ目的で、受け取り時刻や受け取り手段を変更出来るのである。
今年の春先、そのメールが来た。
「〇〇様からのお荷物を明日配達するが、云々･･･」
その送り主の名前が、高校時代の同級生、マドンナでは無いが私が思いを寄せた人物と、
同姓同名である。一瞬ドキッとした。しかし、年賀状のやりとりぐらいはしているが、それ以上のことは卒業以来何も無い。色々思いを巡らすが、思い当たることが何も無い。

翌日、荷物が届いてもなお、ドキドキしたままだったが、送り主の住所を見て
なーんだ、全て解決、つかの間のドキドキ体験だった。なんと！
送り主は、お隣の奥さん。ご主人の49日の法要が終わったので、香典返しを頂いたのであった。
同級生と同姓同名の奥さんの名前を存じ上げていなかった私の勝手な思い込みだったのだ。
後日その話を奥さんにすると、「あらまあ、この年で人をドキドキさせることがあるなんて光栄ですわ」と二人で大笑いをしたのであった。