最新版と言うけれど

カーナビの機器を更新したのは11ヶ月前のことだった。
それまでの格安品のデータが古くて、念のためもう一台の、データは新しい格安品と一緒に使うと、初めて行ったところでは迷子になってしまって本末転倒状態だったからだ。


もう一つの格安品は、4年間データ更新無料で2ヶ月に一度データ更新が出来る製品だった。
この更新も、丁度一年前終了していた。こちらの地図データは、通常の大手が使っている
ゼンリンの地図とは異なっていて余り見やすい地図では無かったことと、検索機能が貧弱だった。



新しいカーナビは、データはその時点で最新の2019年版、前年開通した南三郷、市川間の情報が更新されていた。それに2020年に開通する幹線道路は関東では無い。
だから今年の2020年版は敢えて地図データを購入する必要は無かったが、細かいデータと地図そのものが見やすくなったとのうたい文句で7月に購入した。毎年7月が新年度版の発売月である。


ゼンリンの地図データは、以下のように最新版といえども、幹線系で6ヶ月前までの、物によっては一年前のデータなのである。




私が購入した一番安い機器では、次年度のデータを一回のみ割引で購入出来る特典が付いていた。
ダウンロード版なら8500円、DVDメディア版は本体があと少しで買えてしまう21000円なのであった。


データ更新から数ヶ月、「見やすくなった地図」は縮尺で50m表示辺りでは、殆ど意味をなさない。以前の地図と余り代わり映えしないのだ。
それに、以前の地図データ代で買えてしまうナビに比べて、目的地検索や設定が、安い物より詳しくなっていても、操作がややこしいのだった。まあそれは慣れなので、そんな物かと使っていた。



さて問題は、最新版と言いながら、ローカルな部分では、最新に更新されていないところが有るのである。以前の格安品でも、20年ほど前に耕地整理で地図上から無くなっている道を案内したり、地図は更新されていても、案内が古く、道路が開通する前の情報で案内する場所があった。山奥では無い、幹線道路で、である。


先日、千葉市内で、かなり著名な施設で、道路も十数年前に開通しているにもかかわらず、わざわざ古い狭くてごみごみした道路を案内することがあった。全く反対側から検索しても、同じであった。
地元に取ってみればナビでの案内を必要としないところなのでどうでも良いが、偶に来る人はまごつく。


全ての情報が最新とは限らないと、逃げは打ってあるが、山奥のポツンと一軒家への道ではあるまいに、かなりの交通量がある道でそうなのである。
全てを更新するのは大変だとは思うが、それにしても・・・。


以前の不備のあった所は、まだ検証していないが、規模の大きな幹線道路以外は結構いい加減、初めて訪れる場所では要注意だと思った次第である。


最高級品は使ったことがないので、実際一番の実力機ではどうなのかはわからない。