ポンだし

時々、PAを頼まれて色々な状況のなかでやるのだが、余り規模の大きい物をやる事は無い。そんな中で、効果音が必要なときがあり、専用の機材は持ち合わせていないので、CDプレイヤーでの頭出しでやったりする。
これでは結構面倒で、かといって頻度が少ないので、専用機材はそう高価では無いが、なかなか手が出せない。何しろ格安で請け負う事が多いので、余裕が無いのだ。


色々探すと、パソコンを使えばフリーソフトがある。
劇団などで使うわけでは無いので、簡単なもので良い。音源も数多く必要なわけでは無い。
SEA(サウンドエフェクトアタッカー)なるフリーソフトがあった。
これがなかなか使い勝手が良く、音源も一緒にUSBに入れておけば現場にパソコンがあればそれも使える。


一画面で12音源を設定できる。キーボード左側に割り付けてあるが、右側テンキーにも変更できる。

外付けのテンキーボードをリモコンのようにも使える。


12音源以上が必要なときはどうするか?
割り付けた画面は、保存しておけば呼び出せるので、複数登録しておいて、デスクトップに必要数置いておき、必要なものをアクティブにすれば良い。
せいぜい3画面くらいあれば足りるので、迷う事も無い。


キーを押せばすぐ音が出るのは当たり前だが、同時に複数出す事も出来るので、場面によっては便利である。
各音源は個別に音量設定可能。間違って再生しないよう、BSキーでロックできる。
割り付けた音源ファイル名は、表示されているのだが、赤い文字で小さく見にくいので、実際の場面では役に立たないのが難点である。数が多くないので、覚えておけば良いのではあるが。


なを、音源はWAV,MP3対応、長時間ファイルには対応していない(1分程度まで)ので、
あくまで短い効果音用である。(数分ならOKと言う報告もある)


音楽音源など数分以上のものには、別に便利なソフトがある。国体や、学校現場で多く使われているものだ。

こちらは、20音源で一画面、10ファイル登録できるので、様々な場面に対応できる。
音源名とファイル名は自由に設定可能。ただし、MP3のみの対応である。
効果音については、マウス操作なので、上のポンだしのように楽ちんというわけには行かないが、対応は可能である。
こちらも、音源を一緒のUSBに入れて持ち歩けば、現場にパソコンが現場にある場合は便利である。


(ソフトに団体名があるが、ある現場で、その大元は私が作ったものだと言う方にお目にかかった。)